最終更新日:2022.03.15
〇首里城公園の学芸員による遠隔講座
「国頭村と首里城のつながり:琉球王国時代の美術工芸品とその材料産地」
〇沖縄県担当者による講座
「国頭村で収穫された木材の首里城での使われ方とやんばるの森との関係」
➡①琉球王国時代から、やんばるの豊かな森からの恵み(収穫物)は人の暮らしに必要で大事に使ってきたこと
②たくさんの人の力を集めて首里城がつくられたこと
③人々が自然の営みをうまく活用し、大事にして付き合うことで、文化を育んできた歴史があること
を学びました。
➡子どもたちが苗木づくりを経験して、やんばるの森と首里城が大事にされ未来へ残されるよう、持続的な付き合い方を考えるきっかけとして、話し合いました。
〇講義のあとは屋外に出て、オキナワウラジロガシの後継木の苗木づくりをしました。
〇国頭村森林組合の職員から苗木のつくり方を教えてもらい、子どもたちは、丸めた苗木シートに土を詰め、日本一大きいと言われるドングリを半分だけ土に埋めて、そして、首里城復元への想いを込めて書いた短冊型のカードを立てました。
〇丸めた苗木シート(コンテナ型)では、従来のポット型と違い、根が旋回せずに下に伸びるので、今後、やんばるの山の中で植え替えする際に、根が真っ直ぐに伸びていきやすいことで生育しやすくなる、と言われています。
〇子どもたちがつくった苗木は、1年から2年程度を経て、苗高が30~50cm程度に成長した際には、収穫跡地の後継木として植林していきます。