「びんがた」とは沖縄の模様染めのことで、鎌倉芳太郎(かまくら よしたろう)や「沖縄学」の父、伊波普猷(いは ふゆう)らによって大正末あたりから使われるようになり、普及しました。その語源については、赤系染材の「弁柄(べんがら)」とする説もありましたが、今では「紅(びん)」は単なる赤ではなく色そのものの総称として、「型」は型染めのことではなく模様を指すとして考えられています。