琉球王国最大の木造建築物で国殿または、百浦添御殿(ももうらそえうどぅん)とよばれ、全国百の浦々を支配する象徴として最も重要な建物でした。二層三階建てとすることや装飾化した龍柱は日中にも類例がなく、琉球独自の形式といえます。また、龍は国王の象徴、国の守護神として建物や工芸品に多く使われています。 前回の復元は1712年に建立され、数度の大修理を経ながら戦前まで存続した建物を目指してすすめられました。 今回焼失してしまった正殿は、2026年度(令和8年度)までに再建する予定です。