新春の宴 朝拝御規式
(画像提供:(一財)沖縄美ら島財団)
首里城公園は、歴史、文化の拠点として魅力ある施設整備を行ってきた。今後も引き続き、多くの人々が首里城や琉球王国の歴史を知り、そこから発する現在の琉球文化を感じる場となるよう、沖縄県は管理者として、設置者である国と連携し、下記の取組を進める。
首里城公園の展示、収蔵、解説、体験、行催事、飲食、休憩といった公園施設の用途について、国との連携のもと検討する。検討にあたっては、国営・県営区域を一体ととらえ、首里城の歴史や魅力を「物語」として体感できるよう、さらには利用者の快適な滞在・回遊性の確保に留意する。
特に、貴重な美術工芸品等の展示・収蔵については、最新技術を活用した適切な展示・収蔵に加え、修復作業を視野に入れて施設のあり方を検討するとともに、今般の被災状況に係る展示・解説等を加えるものとする。
県は国と連携して、首里城の歴史や神聖な空間に配慮しつつ、多様で変化に富んだ施設利活用を検討する。具体的には、首里城が将来にわたって琉球の歴史・文化の象徴及び発信の場となるよう、鑑賞、見学、体験、交流等の学習や観光利用とともに、文化創造等、魅力ある場の形成をめざす。