基本施策3:首里城公園のさらなる魅力の向上

  1. 基本施策3:首里城公園のさらなる魅力の向上

基本施策の目的

 新・首里杜構想を踏まえ、国営及び県営首里城公園の文化遺産等を一体的に整備し、展示や案内等の機能強化や、行催事等の幅を広げることで、県民を含む多くの観光客等が歴史や文化を感じ・体感できる場となるよう首里城公園全体の魅力向上を図る。

目指す姿

  1. 首里城公園内の歴史的空間の保存、整備とともに、文化財等の展示・収蔵機能、案内や解説、休憩等の利用者の利便性が向上し、歴史や文化を体感できる場となっている。
  2. 首里城に象徴される歴史・文化の発信や観光の拠点として、鑑賞、体験、交流など多様な行催事が行われ、県民や観光客等にとって首里城や沖縄文化が身近な存在となっている。

主な課題

  1. 国営・県営公園の一体的な利用に向けた検討
  2. 県営公園区域内の文化遺産等の計画的整備と活用
  3. 県営公園区域内における美術工芸品等の展示・収蔵施設の整備と活用
  4. 首里城に象徴される歴史・文化の発信や体験、交流の拠点としての機能発揮

達成への道筋

  1. 国等と連携し、首里城の魅力を体感できるよう、国営・県営の一体的な利用に向けた検討を行い、施設整備や利用動線、案内機能の向上、国の首里城復元の施設計画を踏まえた文化財等の展示等に取り組む。
  2. 県営公園区域の中城御殿等、松崎馬場、円覚寺跡や龍潭周辺などを計画的に整備し、歴史的空間を体験できる場を創出する。
  3. さらに、国、那覇市及び関係団体等との連携を充実・強化し、公園内で歴史や文化を体験できる行催事等を推進し、首里城公園の魅力の向上を図る。

施策の方向性

(1)国営・県営区域の一体的利用

  1. 首里城公園全体の魅力向上
     正殿等の復元整備にあわせて、県、国、指定管理者の連携のもと、首里城公園全体の一体的な利用に向けた検討を行い、施設整備や利用動線、展示や案内機能の向上など首里城の魅力を体感できるように取り組む。
     
  2. 中城御殿跡の整備と展示・収蔵等機能の拡充
     首里城に関連する文化財等を展示・収蔵等する機能も含め、県営公園区域にある中城御殿跡の復元を検討・実施することで、歴史的空間を体験できる場を創出する。
     
  3. 県営公園区域内の文化遺産等の整備
     松崎馬場、円覚寺跡や龍潭周辺等を計画的に整備し、国営公園と一体となった首里城公園の魅力向上を図り、県民をはじめ観光客等の満足度や回遊性を高め、ひいては周辺地域の周遊につなげていく。

(2)多様で柔軟な施設の利活用

  1.  首里城公園における多様な行催事等の推進
     首里城の歴史や神聖な空間に配慮しつつ、首里城が琉球・沖縄文化の発信や交流の拠点となるよう、国、指定管理者や関係団体等と連携して、公園内のエリア別の行催事・機能のあり方について検討するとともに、行催事や体験、教育活動等の計画的実施を推進する。

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